自動車アフターマーケットの未来を拓く「IAAE2026」が過去最大規模で開催

開催概要とアフターマーケットの役割

IAAE2026は、国際オートアフターマーケットEXPO実行委員会が主催し、自動車アフターマーケットにおける最新情報や業界動向を発信する重要な機会です。近年では、自動車特定整備認証制度の導入やOBD検査の運用開始など、技術革新と法規制の変化が業界に大きな影響を与えています。本展示会は、これらの変化に対応するための情報提供と、ビジネスチャンスの創出を目指します。

今回の開催は、国内246社、海外132社(2025年12月17日現在)の計378社・団体が出展し、過去最大規模となります。国内企業の出展数も前回から増加しており、アフターマーケット市場の活況を反映していると言えるでしょう。

展示会の様子

注目の出展カテゴリーと最新技術

会場では、多岐にわたる製品・サービスが展示されます。特に注目されるカテゴリーは以下の通りです。

  • カーディテイリング: ペイントプロテクションフィルム市場の拡大に伴い、アザレア、XPEL JAPAN、STEK-JAPAN、ONYXHIELD Japanなど多数の企業が出展します。初出展企業も多く、ドイツのケミカルブランドKoch-Chemieも出品されます。
  • 大型: いすゞ自動車がE-PARTSを出品し、UDトラックスも出展します。トラック用DPFを展開するティー・エー・エスも参加します。
  • 3Dプリンタ: 自動車アフターマーケットにおける新たな潮流として、Carbon Technologies Nippon、サクライノベーション、J・3Dなどが出展し、3Dプリンタ関連技術を紹介します。
  • 鈑金: MCON JAPANが車体スキャナーInstavaloを出品し、塗装ロボットPaintGoも展開されます。補修用塗料や鈑金塗装に特化したLED照明など、技術革新が見られます。
  • その他: 特殊工具のハスコー、江東産業が初出展し、オートアールズは整備機器ブランド「R's tool」を初披露します。スマートドライブのブレーキパッド診断サービス、ウルトジャパンの洗浄・潤滑関連製品「Tunap」、AvilooのEVバッテリーSoH診断装置なども注目されます。
純正スキャンツールと塗装実演

国産自動車メーカー全12社が純正スキャンツールを展示するコーナーが設けられます。普段触れる機会の少ない各社の診断機について、その特徴が紹介される予定です。

また、水性塗料を使用した塗装実演コーナーでは、塗装だけでなく測色、調色を含む一連の工程が実演されます。アクサルタコーティングシステムズ、イサム塗料、関西ペイント、日本ペイント、ロックペイントが実演を担当します。

塗装作業

多角的なセミナープログラム

会期中は、行政関連の動向から損害保険、AI活用まで、多岐にわたるセミナーが開催されます。計70セッションすべてが聴講無料です。

特に、「Global Auto Aftermarket Conference @TOKYO」では、世界各地の有識者がそれぞれの市場での変化について情報を提供します。中国のEV整備の現状、英国の自動車修理と損害保険、ASEAN諸国のアフターマーケットへの影響などが議論されます。

Pick Upセミナー

主要なセミナーの一部として、経済産業省による自動車産業の課題と方向性、自動車保険と車体整備のあるべき姿、オートアフターマーケットサミットなど、業界の重要テーマが取り上げられます。また、中古車販売業からEVディーラーへの挑戦、AIを活用した整備業務のDXといった、具体的なビジネスモデルや技術導入に関する講演も予定されています。

「クルマ屋さんが選ぶ いいクルマアワード2026」と同時開催イベント

会期中の2月12日には、オートアフターマーケット連絡協議会主催の「クルマ屋さんが選ぶ いいクルマアワード2026」の表彰式が執り行われます。これは、整備、修理、鈑金塗装、用品部品販売など多岐にわたる自動車アフターマーケット事業者が“プロの目線”で「いいクルマ」を選び表彰するものです。

さらに、本展示会は「第10回国際コインランドリーEXPO」との同時開催となります。コインランドリーはSSや洗車場に併設されるなど自動車アフターマーケットとの親和性が高く、相乗効果が期待されます。会期中はそれぞれの来場者バッジで相互入場が可能です。

国際コインランドリーEXPO

来場案内

IAAE2026への来場には事前登録が必須です。セミナーの聴講申込は、来場事前登録が完了した方のみ可能です。詳細は公式ホームページにて確認できます。

公式ホームページ: https://www.iaae-jp.com

IAAE2026は、自動車アフターマーケットの最新技術、サービス、そして未来の方向性を探るための貴重な機会となるでしょう。