自動車の「体験」提供が加速:日産が先進技術体験プログラム「HELLO NISSAN」を東北エリアで初展開

福島日産、東北初の「HELLO NISSAN」を開始

福島日産自動車株式会社は2025年12月12日、福島鎌田店にて先進技術体験プログラム「HELLO NISSAN」のキックオフセレモニーを実施しました。このプログラムは12月19日(金)よりサービスを開始し、東北エリアでは初の導入となります。

プレゼンテーション

福島日産の金子與志幸社長は、この取り組みが「クルマを売る場ではなく、日産が大切にしてきた技術や思想、未来への挑戦を“体験”として感じていただくためのもの」であると述べています。これは、自動車ディーラーが単なる販売拠点から、ブランドの価値や技術を伝える体験型施設へと変化していく業界の潮流を反映しています。

「HELLO NISSAN」プログラムの特長と背景

「HELLO NISSAN」は、2019年のトライアル運用開始以降、現在20都道府県31店舗で展開されているプログラムです。その主な特長は以下の4点です。

  • 専門のスタッフが先進技術体験をサポート

  • 初めてでも安心できる、気軽に楽しめる体験プログラム

  • 日産の先進技術を存分に体験可能

  • 他では味わえない特別な試乗体験

このプログラムは、自動運転支援技術「プロパイロット」や電気自動車(EV)といった最新の技術が普及する中で、それらの技術がもたらす価値や安心感を消費者が直接体験し、理解を深めることを目的としています。複雑化する自動車技術を視覚的、体感的に理解することは、消費者にとって購入を検討する上での重要な要素となります。

自動車業界における体験型プログラムの役割

近年、自動車の購入プロセスは多様化しており、インターネットでの情報収集が一般的になっています。しかし、自動車という高額な商品の特性上、実際に触れ、試す体験の重要性は依然として高いです。

「HELLO NISSAN」のような体験型プログラムは、単に製品の性能をアピールするだけでなく、ブランドの世界観や企業が掲げるビジョンを伝える場としての役割も担います。これにより、顧客とのエンゲージメントを強化し、長期的なブランドロイヤルティの構築に繋がる可能性を秘めています。

また、このようなプログラムは、自動車メーカーやディーラーが潜在顧客にアプローチする新たな手段となります。購入意欲が明確ではない層に対しても、気軽に技術体験の機会を提供することで、将来的な顧客へと育成する効果が期待されます。

ご予約から体験までの流れ

「HELLO NISSAN」の体験は、ウェブサイトからの事前予約制です。利用者は希望の日時と体験コースを選択し、来店後はブランドクルーのサポートのもと、日産の先進技術を体験することができます。

福島県内外からの来店を受け付けており、ウェブサイトから詳細の確認および予約が可能です。

自動車業界全体では、技術革新の加速とともに、顧客体験の提供方法も進化を続けています。福島日産における「HELLO NISSAN」の導入は、この変化に適応し、地域社会に新たな価値を提供しようとする動きの一つとして注目されます。